英語多読セミナー in 富山
期日:平成17年09月24日(土)
時間:14:30-16:30
場所:富山市内幸町 環日本海交流会館
演題:「さらなるステップアップのための多読について」
講師:SSS事務局 古川 昭夫 氏
◎講演内容
○読むのを楽しむには
読むのが好きという方はあまりいない。
読むのはスピードがないと面白くない。
テンポよく読むには100%理解にこだわらないこと。
そのためには訳読中毒、辞書中毒にかからないこと。
○英語を上達させるには
英語のインプット量を増やす。
中学から大学で学ぶ英語の量は10万語程度。
英語に触れる量が少なくて、英語が上達しないのは当然。
○なぜインプットで多読がリスニングより先に取り組んだ方がいいか。
やさしいリスニング素材で大人が楽しめるものがほとんどない。
リーディング素材は、絵や写真のおかげで大人も楽しめる。
○多読3原則
1)辞書を使わない。
2)分からないところはとばす。
3)つまらなければやめる。
文法は難しい。個別の文法を大量に覚えるより多読で英語をストックする方が有効。
○これまで多読が普及しなかった理由
易しい本がなかった。
洋書が高かった。
最近はグレード別の本(GR)が整備され、日本国内でも洋書の値段が下がってきた。
○SSSの多読
SSSの多読は易しい本から始め、洋書の読書を滑らかに進めることができる。
中学生、高校生でも滑らかに洋書を多読した例が出てきている。
従来の精読の100倍以上のスピードで読む。
100万語単位で読む。
100万語はアメリカの小学生が1年で読む分量。
英語学習用にはGRや、子供用、易しいものを大量に読む。
楽しく読書したものは記憶に残る。
○多読の効果
英語を大量に読むと英語脳ができる。
さらに大量に聴けば、音のまま理解できる。
シチュエーションに応じた英語を身につけることができる。
高校生で1000万語も読めば、現地の子供が読むちょっと難しめの読み物を読むこ
とができる。
多読で英語の基礎ができてから、リスニング、スピーキング、ライティングなどに取
り組むのが効果的である。
○各種GR、絵本、漫画など多読用洋書の紹介。
アメリカの洋書は軽薄。イギリスのはちょっと暗い。
Heidiは中年男性にも人気など。
○多読での成功例
中学生、高校生でも多読でTOEIC高得点
会社員も多読で海外の客員教授に
◎質疑応答
Q1)どんなレベルから始めればいいか。
A1)やさしいものから始める。
Q2)人名で読み方が分からないときはどうするか。
A2)人名がきちんと読めなくても気にしない。
Q3)子供が読む場合、文法は。
A3)易しいものから始めれば問題にならない。大人は困るかもしれないが、子供の
場合はOK。
Q4)次のレベルに行く目安は
A4)スラスラと読めたりそのレベルに飽きたら、レベルをあげる。疲れたらレベル
を下げる。
Q5)子供に読み聞かせする場合、日本語での説明はしていいか。
A5)日本語はできるだけ使わないようにする。
Q6)授業で多読をする場合は週に何回程度か。
A6)週に1回でOK。やりたくない人でも面白い本に当たればいい。
Q7)子供の場合、何歳ぐらいから始めればいいか。
A7)小学低学年でもできる。母国語と同様。普通は中学2年程度。最低でも100
語ぐらいのボキャブラリーと音読ができれば可能である。
Q8)洋書を安く買うには
A8)ネット書店のセット販売、洋書専門の古書店、オークションを利用する。
できるだけ、グループで多読をして本を融通しあうと本代を安く上げられる。
Q9)単語の発音はどうするか。
A9)読むときは、分からなくてもかまわない。あとで、リスニングをすればわかる。
Q10)英語と日本語の本があった場合。どの順序で読むのがいいか。
A10)最初に英語で読んで分かれば日本語を読む必要がないので、最初に日本語で読
んで英語を読むのがいい。